
私達の肌(皮膚)の回復と睡眠には、深い関係があります。人は眠っている間、副交感神経の働きで胃腸、肝臓、腎臓などすべての機能が休んでいます。その間、血液だけが体中を駆け巡り、各機関に栄養を補給し続け、疲労回復の手助けをしています。
睡眠中は心臓の鼓動も穏やかになり、血圧も下がります。皮膚の毛細血管も広がり、血液が皮膚に十分行き渡るようになります。皮膚に血液が行き渡るようになると血液から栄養補給を受けて表皮細胞が再生されるのです。

生活サイクルが朝型の人であるなら、体の諸機能が休んでいるのは、午後10時前後から午前2時頃がピークです。ですから、この時間帯にお休みモードに入って1日5時間くらいの睡眠をとるのが理想的です。
このことは自然のリズムとも調和し、「美しい肌は夜作られる」といわれるゆえんであり、またこの時間帯は、「シンデレラ・タイム」とも呼ばれています。
皮膚(肌)は精神状態の影響を受けやすく、うれしくて楽しい時は血色もよく生き生きしていますが、悲しい時には、顔色も沈んで見えます。恥ずかしい時は、毛細血管が拡張し、顔は上気し赤くなり汗もかきやすくります。

恐怖を感じたり、驚いたりすると毛細血管は収縮し、顔色は青ざめ鳥肌が立つ場合もあります。いわゆる「血の気が引く」状態です。
人間の感情は自律神経の働きを介て、皮膚の状態さえも左右するのです。
特に精神的苦痛は皮膚のみならず、内蔵機能をはじめ諸器官に悪影響を及ぼし、その結果、皮膚の老化を早め、しわを増し、
白髪を増やします。
美しい皮膚を穏やかな状態に保つためには、精神の平安に心がけ明るく豊かな気持ちで日常生活を送ることが必要といえ
ます。
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