皮膚の生理機能として、対外保護作用、体温調節作用、再生作用、分泌排泄作用、呼吸・吸収作用、知覚作用、表情作用、中和作用などがあり ます。(お肌情報の詳細はインフォメーション(お肌の基礎知識)のコンテンツをご参照下さい)。 これらの機能は、私たち の肉体を外界からの刺激から保護し、存在させるために気も遠くなるような時間をかけて、獲得してきた機能です。
文明が始まって以来、美へのあくなき追求が、今の美容業界の大きな礎(いしずえ)となっています。しかし “過ぎたるはおよばざるが如し” という諺(ことわざ)をご存知でしょうか。論語からきていることわざで、「何事もほどほどがよい」ということですね。でもこの“ほどほど”のさじ加減が難しい。 やり過ぎず、足りな過ぎず、中庸がよいということですが…….。
たとえばお風呂も本来、体を温めて血行促進浄化、リラックス作用のあるものですが、熱すぎた ら中に入れませんね。裏足のかかと削りも削りすぎたら靴もはけず、ましてや歩けなくなってしまいます。

マッサージも血行促進に良いからと毎日ゴシゴシ、長時間していたら、これもやりすぎ。逆に シワの原因になってしまいます。思春期でニキビのできやすい時期に、お母さんと一緒の(つまり言いにくいですが、老化減退肌用の栄養たっぷり)化粧品を使用していたらどうでしょう。より一層、ニキビが増えてしまいますね。
つまりどのような化粧品を使ったらよいかは、その人の年齢、肌質、機能状態によって異なるといえます。加齢によって機能が低下してくるのは、自然の摂理ともいえますが、まだまだ働けるのに、やれコラーゲンだエラスチンだ、栄養補給だとあまやかしすぎても、それぞれの器官の機能低下を誘導してしまうことになりかねません。
つまり肌が、「なんだ働かなくても大丈夫なんだ」と、サボることを覚えてしまうのです。あなたが、お肌の世話係で一生懸命になっていられる内はそれでもO.K.でしょうが、2,3日仕事で忙しくしている間、気がついたらお肌がボロボロなんてこともありうるかも。“ちょっとあんた何サボっているの、しっかりしてよ”とあなたの付属器官であるはずの肌に使われてしまう。主従関係が完全に逆転してしまい、笑うに笑えないなんて事、けっこうあったりします。 そうしてしまうのは、あなた自身なんですね。

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